ブラストウェーブ号 逝去にあたっての記録
2023年1月24日朝、ブラストウェーブが調教中に心不全により永眠しました。
1月の明け3歳という早さで、しかもずっと体調面での問題を聞いていない馬でしたから突然としか言いようがありません。これからの成長も期待していましたが、残念な結果となってしまいました。
悲しいですが時間が経つと、記憶も薄れてしまうので
私の記憶をここにメモしておきます。
募集時は、たぶん体格の良さに惹かれて抽選優先対象にしたはず。
ブラストワンピースの全弟ということもあり、競争倍率もあったような気がしますが、運よく1次申し込みで出資が確定しました。
それからNF空港に入厩しましたが、牧場見学の際はNF早来だけ行ったので
デビュー前の彼には会えていません。
調教が順調に進んでいるメールを楽しみにしていました。ほかの馬と比べてレポートされてくるタイムがよく、期待もまた強まっていきました。
そして年が明けて3月には入厩、6月には早くもデビューの話がでてきました。
まだこの時はコロナの影響で入場制限もあり、口取も再開していませんでした。ついに会えるという思いで指定席を取りましたが、残念ながら除外となりデビューはお預けとなりました。風が強い日で、馬券は負けまくった気がします。
東京でのデビューは流れてしまったので、彼のデビューは翌月の函館競馬場になりました。
函館となるとさすがに遠くて、簡単に応援には行けません、
しかし幸運なことに北海道在住の友人が、競馬場にいって写真を撮ってくれました。
でかい。
筋肉。
そんな感じでした。他の馬と比べて100㎏くらい大きいので迫力がありました。
そしてレースは快勝。新馬戦を夏に勝ち上がるとなれば、
これはもしやという思いも抱くものです。
次のレースは札幌2歳S。2戦目にして重賞です。
ここで賞金を加算できていれば、後々が楽になるねと先の話をしていました。
重賞といえどあくまで通過点。彼には大きな期待がかかっていました。
この時もまた友人が写真を送ってくれました。
ちょっと太いかな?という見た目ですが前走の-2㎏でした。
レースはスタートいまいち、第一コーナーで顔をあげ、道中は発汗が目立ち、
最後の直線は前があかず、体当たりをするといういろいろあって5着。
さすがにそううまくはいかないよねというのと、アクシデントもあったし
まだまだこれから。という気持ちだったかと思います。
そのあとは天栄への放牧を挟んで、次の出走は中山の葉牡丹賞になりました。
間隔が狭くなりますが、葉牡丹賞→ホープフルSという流れもあります。
自己条件のここを勝って、年明けはクラッシック戦線へ!という期待はありました。
ようやく会えたブラストウェーブ。
巨体と緑のシャドーロール。優しげな眼付。
しかしながら、結果は7着。
まさか掲示板にすら乗らないとは。とちょっと残念な結果に。
今またこのレースを見てみれば、最後はじりじりと脚をのばしており
府中であればまた少し違うかな、という感じも受けます。
期待度が高いため、求められる基準が高かったんだと思います。
そしてこのレースの後、また天栄に放牧に出されます。
次は府中でというスケジュールも出ており、2月にはまた会えるかなと思っていたのですが、それは叶いませんでした。
もとより競走馬としての時間は限られており、無事引退したとしても30歳を迎えることは稀とはいえ3年に満たない生涯はあまりに短い・・・。
もし葉牡丹賞を見に行かなければ彼に会うことなく終わってしまったのだと思うと
やはり会える時に会いに行くのは大事なんだなとつくづく思います。
安らかに眠れ、ブラストウェーブ
ブラストウェーブ
2020年3月15日~2023年1月24日
戦績 :3戦1勝 [1-0-0-2]
獲得賞金:1,010万円